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熱中症のニュースから考える日本の小学校・中学校の在り方|Atlas子供(こども)マンツーマン英会話教室 札幌駅/大通

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熱中症のニュースから考える日本の小学校・中学校の在り方

 

猛暑が続く日本各地ですが、ついに東京都内は観測史上初めて40℃超えました。さらに、関西や東海でも40度近くの危険な暑さから熱中症に対して警戒するよう報道されています。

2018年7月23日は二十四節気で最も暑い頃とされている大暑と呼ばれる日でした。大暑の頃は、日本では多くの地域で梅雨明けを迎え、安定した夏空が広がるようになる時期です。しかし、暑さの本番はこれからで、8月中旬にかけて暑さのピークを迎えるというわけです。

地球温暖化ではなく、地球寒冷化とも言い切れない、世界中のある地域は気温が高く、ある場所は気温が低くなっています。これまでは赤道直下が最も高温であったのが、現在は赤道以外でも高温になる地域があります。少子化の中で相変わらず日本では誤った教育が子どもたちに対して行われています。学ぶことの基本を知らないままオリジナリティー(個性・ユニークさ)だけが問われているというわけです。しかし、基本がなければそれを実践することはできません。

このような状況の中、北海道と青森県を除いた日本は気温が高くなる傾向にあり、特に子どもたちが通う小学校や中学校にクーラーを導入する必要があると思われます。ヒトの体温より高い教室に子どもを通わせること自体が世界的には珍しいと思われているようです。

 

大人と子どもの暑さの感じ方についても、アスファルトの上では身長100センチ以下の子どもが観測値以上の暑さを感じていることが注目されています。また、高温注意情報が発表されているのにもかかわらず、校庭で運動をさせたり、式典行事をさせることなどで各地で多くの子どもたちが熱中症の疑いで搬送されています。

さらに、生徒が不調を訴えるも担任の教員により励まされて公園で遊ぶことになり、意識が遠のき死亡したというケースや、風邪気味なのにプール見学をさせられた小学生が熱中症になったという報道もありました。

 

日本の小学校は未だにエアコンの普及率も低いこととは別に、「エアコンを安易につけると、子どもたちは暑熱に弱い体質になる、つまり、小学校にエアコンをつけなければ暑熱に強い子どもになる」という古い考えにしがみついた教師もいるということです。

あくまでエアコンをつけることに反対する老人たちには驚いてしまいますが、明らかに彼らの時代とは気象変動や状況が違うわけです。

 

日本の学校教育というのは、もともと軍隊教育から来ていることから、命令に従順な兵隊や反抗しない兵隊、そして我慢強い兵隊を育てることを目的にしている傾向があります。つまり、物事をできるだけ考えない人間を生む教育ということになります。

だからこそ、そういう教育で育ったことしかない学校の先生も、物事をできるだけ考えないようにマニュアル通りをそのまま行うことになってしまい、的確な状況判断ができないというわけです。

 

私は、この学校側の対応や先生の判断を見て2011年3月11日に起きた東日本大震災で津波に呑まれてしまった大川小学校での悲劇を思い出しました。

先生たちの状況判断により、津波が迫りつつある中で決して安全ではない校庭に子どもたちを待機させたあの悲劇です。中には裏山に逃げた子どもたちも先生に校庭に連れ戻されたといいます。つまり、逃げようと訴える子どもたちを無視してまで校庭に待機させたということです。

その結果、校庭にいた児童78名中74名が津波に呑まれて死亡し、先生の言うことを聞かずに裏山に逃げた4人の子どもだけ助かったというわけです。このように、学校とは役にも立たない知識で頭をいっぱいにするだけの社会システム機関であって、物事を考えることができない教育が70年以上も行われています。

 

幼い頃から、重要なことに目を向けないための学校という社会システム機関や、重要なことは何一つ報道せずに、芸能人のニュースや私たちにはどうでもいい事故や事件などのニュースを垂れ流しているだけのマスメディアというのは、同じ目的で創設されているということです。

学校でいくら頑張っても将来的に決して幸せになることはなく、苦しんだ分だけ将来的には不幸になり、楽ばかりしていた子どもが大人になっても苦労していないところを見ると、文科省や学校、親が語っていたっこととは真逆になっているわけです。

一方、好きなことばかりを行い、いつも笑って過ごすことで快活な大人になるというのも私たちが普段目にしています。逆に、子どもの頃から苦しいことをやっていたことで大人になっても苦しいことばかりの人生を歩んでいる人も目にしています。

 

今現在、日本も含め、世界の現状は混沌の連続になっています。表向き、私たちは民主主義国にいることになっていますが、選挙や国家試験というプロセスを経て選ばれる人間たちは今、明らか私たちの子どもが求めてない意思決定をしているのは誰の目にも明らかです。

その結果、選挙や国家試験の度に彼らを選べば選ぶほど、彼らによる意思決定は悲劇的なものばかりになってしまっています。そして問題は一切解決されることなく、むしろ積もっていく一方で、私たち国民を圧迫しているだけです。

当然、こうした状況について警鐘を鳴らし、徹底した分析を行い、理の力によってこれを乗り切ろうとする人もいますが、どうしたことか完全にマイノリティー(少数派)にされてしまっています。現在の民主主義というルールでは決定的なマジョリティー(多数派)に全く響くことはないわけです。

しかし、そのマジョリティー(多数派)やそこで教育を受けてきた人間たちの行っていることは明らかに不合理であり、また不条理な決断を支持し、結果としてより悲惨な方向へと自らを導いてしまっています。

 

いずれにしても、学校で受けた教育の逆を行うことが必要になりつつあります。学校が安全と言えば危険であって、学校が頑張れと言えば頑張る必要がないということです。学校や先生の言うことを聞きすぎて熱中症にならないように気をつけましょう。

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