1 親御さんも英語をあきらめないでください
「私は英語コンプレックスを抱いている」という質問項目に対して「YES」と答える親御さんへのアドバイス。
もし、皆さんが子どもに英語を教えたいと思い立ったのなら、一つだけ約束してもらいたいことがある。「自分は、日本人だし、語学センスがないし、もう年だしなあ。だから子どもにはせめて英語を身につけさせたい」という考えだけは捨てましょう。
英語を話せないと思いこんでいる人で、とりあえず一年間、一日も欠かさず練習したという人はおそらくいないと思います。結局、いろいろと理由をつけて、学習を中断しているわけです。中学から高校、大学まで英語を勉強したといいますが、「聞く」訓練、「話す」訓練は、これまでの学校教育ではしていないのですから、できなくて当然なのです。もう遅過ぎるとあきらめてはいけないのです。
なぜお子さんが英語をすぐ覚えるのか。という強い動機づけと、とにかく使ってみようという度胸と、そして一度覚えたらとりあえず使ってみようという好奇心があるからです。
親御さんがあきらめていて、お子さんにいい影響を与えるわけがありません。まずは、自分が英語を学習する目的を見つけ、毎日楽しみながら学ぶ姿勢をお子さんに見せましょう。お子さんに英語を教えようと思うなら、まずは親御さんが規範を示すことです。
それでできなければAtlas Kidsマンツーマン英会話のレッスンを受けてみてください。
2 いい英語・英会話DVDの見分け方
お子さんの英語学習で欠かせないのがビデオ教材です。小さいうちから英語を学ばせる以上、親としては、なるべくよい教材を選びたいと思うでしょう。そんなとき役立つ、ビデオ教材の良し悪しを見分ける方法をお教えします。
その秘訣は、音声を消してDVDを見ることです。音声がなくても状況設定や話している内容が理解できるなら、子どもの英語学習にふさわしいDVD教材です。子どもの英語学習で大事なことは、耳から入った「音声」から「意味」をとらえることです。したがいまして、目でみただけできちんと理解できる具体的文脈が明確な映像でなければなりません。
子どもの理解のペースを考慮して、具体的な状況に即して、繰り返しフレーズを示し、自然に英語を子どもの耳に残していこうとしている点で、「アルクのabc」は、非常によくできたビデオ教材だと思います。一巻の値段が980円とリーズナブルでもありますし、大人の鑑賞にも十分たえる映像にも関心させられる。
英語教材というと一括購入やローンなど高額な商品を買わされることがありますが、アルクは、もともと英語ビデオマガジンとして、月に2本ずつ販売されたこともあり、全24巻を一括購入する必要はありません。一本ずつ買い足していくことができます。試しに一巻だけ買ってみて、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
3 ほめて、ほめて、ほめまくりましょう
シドニー五輪のマラソンで金メダルをとりました高橋尚子選手を育てた小出義雄監督は、ほめて実力を引き出す名人だといつも感心させられます。アメリカ人の家庭では家訓として子どもの育て方に教育の真髄が見られることがあります。
アメリカの語学学校で、英語がうまく聞きとれず落ち込んでいると、先生から「あなたは日本語という私の話せないことばを使える才能のある人です。その能力をフルに生かすことができれば、英語だって話せるようになります」と励ますのが普通なのです。とにかくアメリカ人の教師は、ほめて人を動かそうとする態度が身についています。
それに対して、どうも日本人は、「お世辞」や「説教」は言えても、「ほめる」のは苦手なようです。しかし、アメリカ人も、ただほめているのではなく、子どもの置かれている状況を考えながら、さまざまな「ほめことば」を使い分けて、子どものモチベーションを引き出そうとできます。15個のほめことばを紹介します。親子の日々の「対話」においてぜひ活用していただきたい。
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素晴らしい!
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いつもの通りすごいね
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いい思いつきだね
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最高!ほんとに最高!
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どんなふうにしてこんな素晴らしいことを考えたの?
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今日は今までよりずっといいよ
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できるってわかったよ
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ついに頂点まできたね!
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答えが見えてきたよ
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今までなかったことだよ
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間違ってないよ
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ずっと練習してきたことを知ってるよ
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さえてるね
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そんなふうにやるといいよ
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すごい進歩だ
5つのQ&A
A1 できるだけ早く始めてください。仮にまだお子さんがことばを理解しない段階でも、絵本を見せて、その世界を子どもに語りかけてあげることはとても意味のあることです。ただし、子どもが明らかに嫌がっているのに無理強いすることだけはやめましょう。
A2 まず、「良質の本」からスタートして、だんだんと「ファンタジーのある物語」へ進む方がいいでしょう。幼稚園から小学校低学年までの段階は、「絵本」をとにかく読んであげましょう。なるべく早く「字だけの本」を読ませるなどと焦ってはいけません。
A3 子どもは、耳でことばを聞きながら「絵」を読んでいます。「絵」を頼りにして、ことばによるストーリー展開を頭の中でイメージ化することを学んでいます。子どもは驚くほど細かく絵のディテールを読み取っています。絵と文字につながりがあることを理解せずに、単なる記号として文字を覚えさせてしまうと、いつまでたっても読書を好きになれません。
A4 読み聞かせに細かいルールはありません。ただし、絶対に必要なことは、親が心から楽しんで読み聞かせを行うことです。子どもの教育のための「義務」として行うのではなく、とても面白い本があり、その世界を子どもと一緒に楽しみたいという気持ちで取り組むことが何より大事です。一つだけ、技術的なことで注意するならば、とにかく「ゆっくり」読むことです。そうでないと子どもは大人が話すスピードについていけません。子どもがずっと絵を眺めていたがるようならば、先に読む進めようとあせらず、じっくり待ちましょう。
A5 仮に子どもの時からスタートしても、英語力は一生かけて身についていくものです。子どもから始めれば、楽に英語が身につくわけでもないのです。年齢段階に応じて英語の学び方は変化します。最後のアドバイスとして、もし、どうしても子どもの時から英語力を育てたいとお考えならば、最低限これだけは頭に入れておいたほうがいいと思われるビジョンを示しておきます。ポイントは、なんといっても「英語を使える、優れた知力と人格を備えた日本人」を育てていくことです。
まず、日本語でしっかり物事を考えられることができ、きちんと説明できる力がなくては話になりません。小学校段階までは、英語の「音」や違う言葉を許す「人」に慣れ、異言語と外国人に対して、偏見を抱かず、多様性を楽しめればそれで十分といえます。
中学校以降は、自分の「目標レベル」に応じて、英語力をつけることです。そして、世界の人々に伝える必要のある専門的知識や独創的なアイデアを身につけることに「若い情熱」を注ぎこむことが、ただ漠然と英語を学ぶよりも大事だと気づくように子どもを導くことです。
0~3歳
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英語の音、リズムに「触れる」
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英語の歌のCDを聴かせる
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日本語での十分な親子の対話
3~6歳
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英語のDVDを見せる
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英語の歌を歌い、身体を動かす
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日本語の絵本の読み聞かせ
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子どもの「なぜ?」に徹底的に答える
6~9歳
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外国人と英語で話す経験を持つ(英会話スクールへ通う)
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英語が通じたという体験を持つ
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英語の絵本を読む
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日本語の物語の読み聞かせ
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自分で選び、理由を説明する力を養う
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偏見のないものの見方・考え方を養う
9~12歳
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自分の好きな英語の歌を聴き、ディズニー映画などを見る
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英語の大事さに気づく
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海外旅行に親子で出かける
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読書の習慣を確立する
12~15歳
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中学校の教科書に出てくる英文を丸暗記する(多くの人はこれで十分)
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文法の基礎を身につける
15~18歳
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大学に進学しない人、英語を特に必要としない人…これ以上英語を学ぶ必要はない
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簡単で良質な英語の洋書を読み通す
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CNNやテレビの英語放送を毎日見て耳を鳴らす
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英語以外の勉強に力を入れる
18~22歳
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大学入学者、英語を仕事で使おうと考えている人→1~2年集中して英語を訓練
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専門知識を身につける
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この時期に一番英語学習にお金をかける(数年通う週1回のマンツーマンレッスン、1年以上の留学体験など)
社会人
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各自の目標に応じて英語力のメンテナンス
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海外旅行や国際親善で満足…中学の教科書の復習、テレビやラジオの英会話講座を見る
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仕事で使う…自分の専門分野に関連する英語を集中して学習する
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英会話スクールに通う